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リビングのテーブルで、母と向き合ってました。
手には、コンサートのチケット申し込み画面が映ったスマホ。母の視線が、そこに刺さってる。
「また?先月も行ったでしょ」
母の声は、呆れと心配が半々。私は何も言えなくて、ただスマホを握りしめてました。
「いい加減にしなさい。そんなことにお金使って、将来どうするの」
この言葉を聞いた瞬間、涙が出そうになりました。
推し活は、私の生きがいなのに。なんで理解してくれないの。
あれから3年。今では母も、私の推し活を認めてくれてます。完全に理解してくれたわけじゃないけど、少なくとも否定はされなくなりました。今回は、親に推し活を理解してもらうまでの、私の試行錯誤を全部書きます。
最悪だった私の初期対応
振り返ると、最初の私の対応は、最悪でした。
失敗1:隠して嘘をついた
推し活を始めた当初、私は親に隠してました。
「今日友達と遊んでくる」って言って、コンサートに行く。グッズは全部自分の部屋に隠す。雑誌も、買ったらすぐバッグの中。
でも、嘘はいつかバレます。ある日、母が私の部屋を掃除してて。クローゼットの奥から、グッズの山が出てきました。
「これ、何?」
母の表情。今でも忘れられません。呆れと、悲しみと、怒り。全部混ざってました。
「隠してたの?信用してたのに」この言葉が、一番辛かった。
失敗2:感情的に反論した
グッズがバレた後、母と大喧嘩しました。
「私のお金で買ってるんだから、いいでしょ!」 「何が悪いの!みんなやってる!」 「理解してくれないなんて、ひどい!」
叫んでました。泣きながら。母は黙って聞いてました。そして、静かに言いました。
「そういう態度だから、理解できないのよ」
ぐうの音も出ませんでした。感情的になればなるほど、親との溝は深くなる。この失敗から、私は学びました。
失敗3:「どうせわかってくれない」と諦めた
喧嘩の後、私は諦めました。
「親世代には理解できないんだ」「話すだけ無駄」そう思って、話すこと自体をやめました。
でも、これも間違いでした。話さなければ、何も変わらない。溝は深まるばかり。
諦めることは、楽だけど、何も解決しないんです。
なぜ親は推し活を理解できないのか
冷静になって考えました。なぜ親は、推し活を理解できないのか。
世代の違い
母の時代には、「推し活」なんて言葉もなかった。
アイドルのコンサートに行くことはあっても、グッズを集めたり、遠征したり。そういう文化は、そこまで一般的じゃなかった。
だから、理解できないんです。自分が経験したことのない文化だから。これは、母が悪いんじゃない。ただ、知らないだけ。
金銭感覚の違い
母は、よく言ってました。「チケットに1万円?グッズに何万円?信じられない」
母の世代からすると、趣味にそこまでお金をかけることが、理解できないんです。でも、私たちの世代では、普通。趣味にお金をかけることは、当たり前。この金銭感覚の違いが、大きな壁になってました。
心配からくる反対
ある日、母がぽつりと言いました。
「あなたが心配なのよ。そればっかりで、他のこと疎かになってないか」この言葉を聞いて、ハッとしました。
母は、推し活そのものが嫌なんじゃない。私が、推し活に夢中になりすぎて、人生を棒に振るんじゃないかって、心配してるんです。親の反対は、愛情の裏返しでした。
理解してもらうための第一歩
諦めずに、もう一度話してみることにしました。
タイミングを選ぶ
まず、話すタイミングを選びました。母が機嫌のいいとき。忙しくないとき。リラックスしてるとき。
私は、日曜の午後を選びました。母がコーヒー飲みながら、ゆったりしてる時間。「ちょっと、話したいことがあるんだけど」タイミングを選ぶだけで、母の反応が全然違いました。
感情的にならない
今度は、冷静に話しました。感情的になると、相手も感情的になります。冷静に話せば、冷静に聞いてくれます。深呼吸して、落ち着いて。一つ一つ、丁寧に言葉を選びながら。
まず謝る
最初に、私は謝りました。「この前は、感情的になってごめんなさい。隠してたことも、ごめん」素直に謝ることで、母の表情が少し柔らかくなりました。謝ることは、負けることじゃないです。対話の始まりです。
実際に効果があった伝え方
ここからは、私が実践して効果があった方法を書きます。
1. 推し活が自分にとって何なのかを伝える
「私にとって、推し活は生きがいなの」
抽象的な言葉じゃなくて、具体的に説明しました。
「仕事で嫌なことがあっても、推しのこと考えると頑張れる」 「推しのコンサート見てると、明日も頑張ろうって思える」 「推し活があるから、毎日が楽しい」自分の言葉で、自分の気持ちを伝えました。母は、黙って聞いてました。最後に、「そんなに大事なんだ」って呟きました。
2. 金銭管理をしっかり見せる
母が心配してたのは、お金の使い方。だから、私は家計簿を見せました。
「毎月、推し活費は3万円って決めてる。その範囲内で楽しんでる」 「貯金もちゃんとしてる。ほら、この通帳」
数字で見せることで、母の不安が少し減りました。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 給料(手取り) | 200,000円 |
| 家に入れるお金 | 50,000円 |
| 貯金 | 40,000円 |
| 推し活費 | 30,000円 |
| その他(食費・交際費等) | 80,000円 |
この表を見せたとき、母は「ちゃんと考えてるのね」って言いました。
3. 推し活以外も大切にしてることを示す
「推し活ばっかり」って思われてたのが、母の不安でした。
だから、推し活以外のことも、ちゃんとやってることを見せました。仕事も頑張ってる。友達とも遊んでる。家族との時間も作ってる。
推し活はあくまで、人生の一部。全部じゃない。これが伝われば、母の心配も減ります。
4. 推しの魅力を少しだけ伝える
「どうせ興味ないでしょ」って思わずに、推しの魅力を少しだけ話しました。
「この人、演技がすごく上手なの」 「この番組、面白いよ。見てみる?」母は最初、興味なさそうでした。でも、一度だけ、推しの出演番組を一緒に見てくれました。「確かに、素敵ね」この一言が、めちゃくちゃ嬉しかったです。
ちなみに、母は今でも推しのファンじゃないです。でも、「あなたが好きな人」って認識してくれてます。それだけで十分でした。
5. 親の趣味も尊重する
母には、ガーデニングっていう趣味があります。
以前の私は、それを「ただの趣味でしょ」って軽く見てました。でも、ある日気づきました。母にとってのガーデニングは、私にとっての推し活と同じなんだって。だから、私は母のガーデニングに興味を持つようにしました。
「今日、どの花植えたの?」 「この花、きれいだね」母の趣味を尊重することで、母も私の趣味を尊重してくれるようになりました。お互い様なんです。
時間をかけて少しずつ
一度の会話で、全部理解してもらえるわけじゃないです。
焦らない
私は、何度も母と話しました。
一度で諦めない。少しずつ、少しずつ。最初は全く理解してくれなかった母が、少しずつ、私の話を聞いてくれるようになりました。時間はかかります。でも、焦らない。
小さな変化を喜ぶ
母が「コンサート、楽しかった?」って聞いてくれた日。たったそれだけの言葉が、めちゃくちゃ嬉しかったです。小さな変化を喜ぶこと。これが、長く続けるコツです。
完全な理解は求めない
母は今でも、推し活を完全に理解してるわけじゃないです。「そんなにお金使って」って、たまに言われます。でも、それでいいんです。完全に理解してもらおうとすると、疲れます。「認めてくれてるだけで十分」って思えるようになりました。
こんな時はどうする?Q&A
よくある状況と、私なりの対処法を書きます。
Q: 「そんなの無駄」って言われたら?
「私にとっては無駄じゃない」って、冷静に伝えます。
「お母さんのガーデニングが無駄じゃないように、私の推し活も無駄じゃないの」
相手の趣味を引き合いに出すと、伝わりやすいです。
Q: 「いい歳して恥ずかしい」って言われたら?
「趣味に年齢は関係ないよ」って答えます。
大人になっても、好きなものを好きでいることは、恥ずかしいことじゃないです。むしろ、好きなものがあることは、素敵なことです。
Q: 「結婚できなくなるよ」って言われたら?
これは難しいですよね。私は「推し活してても、結婚してる人たくさんいるよ」って伝えました。実際、既婚者のジャニオタ、たくさんいます。推し活と結婚は、両立できます。
あなたに伝えたいこと
親に推し活を理解してもらうこと。めちゃくちゃ大変です。
私も、何度も挫折しそうになりました。「もう無理」って思ったこともあります。
でも、諦めなくてよかった。
今では、母と推し活の話ができるようになりました。完全に理解してくれたわけじゃないけど、否定もされなくなりました。
あなたも、諦めないでください。
感情的にならず、冷静に、何度も話す。時間はかかるけど、少しずつ変わっていきます。
そして、完全な理解は求めない。認めてくれるだけで、十分です。親との関係も、推し活も、どっちも大切にできる。そんな関係を、あなたも築けますように。