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「アイドルなんて、テレビで見れば十分じゃん」
彼氏にこう言われた瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。
違う。全然違う。テレビで見るのと、会場で推しを見るのは、まったく別物なのに。なんでわかってくれないの?そう思いながらも、うまく言葉にできなくて、結局「そうだね」って流してしまった。
あれから5年。今は夫になった彼に、私の推し活を理解してもらうまでには、たくさんの失敗と葛藤がありました。
今回は、彼氏や旦那さんに推し活を理解してもらうために、私が試行錯誤してきた伝え方をすべて書きます。成功したこと、大失敗したこと、全部。
最悪だった私の初期対応
付き合い始めて3ヶ月目。彼が初めて私の部屋に来たときのことです。
壁一面に貼られた推しのポスター。棚に並んだグッズの数々。彼の表情が一瞬固まったのを、私は見逃しませんでした。
「すごいね、好きなんだね」
彼は笑いながらそう言ったけど、その笑顔は明らかに引きつってました。
そのときの私の対応が、最悪でした。
「え、これくらい普通だよ!」って言い返しちゃったんです。普通じゃないことくらい、自分でもわかってたのに。防衛本能が働いて、つい強がってしまった。
それから彼は、私の推し活についてあまり触れなくなりました。話題にするのを避けるようになったんです。これがボタンの掛け違いの始まりでした。
なぜ男性は推し活を理解できないのか
彼と何度も話し合いを重ねて、ようやく気づいたことがあります。
男性が推し活を理解できないのは、「理解したくない」わけじゃないんです。理解するための情報が足りないだけ。
彼らにとっての「アイドル」の概念
男性の多くは、アイドルを「商品」として見てます。これは悪い意味じゃなくて、ただそういう認識なんです。
彼らにとって、アイドルは「テレビの中の存在」「CDを出す人」「可愛い人たち」程度の認識。そこに深い感情を持つということが、想像できない。だって、彼らの多くは「推し」を持った経験がないんですから。
「お金の使い方」への違和感
私が「コンサートのチケット代1万円」って言ったとき、彼は目を丸くしました。
「たった2時間で1万円?映画なら2000円なのに?」
彼にとっては、2時間のエンターテイメントに1万円は高すぎる。合理的に考えれば、確かにそうかもしれません。
でも私たちにとっては、その2時間に何万円の価値があるか、彼らにはわからない。この「価値観の違い」が、すべての問題の根っこにあります。
やってはいけない伝え方・ワースト3
私が実際にやって、大失敗した伝え方を紹介します。
1位:「他のファンもみんなやってる」と正当化する
これ、マジで最悪でした。
「ジャニオタならみんなこれくらい使ってる」「これでも私は控えめな方」って言ったら、彼は「じゃあ、みんな頭おかしいの?」って返してきました。あのときの気まずさは忘れられません。
他人を引き合いに出しても、説得力はゼロです。むしろ「周りに流されてるだけ?」って思われます。
2位:感情的に「わかってよ!」と訴える
コンサート前日、夫に「明日は早く帰れない」って言われたとき。
「明日はコンサートなのに!なんでわかってくれないの!」って泣きながら訴えました。
でも、これも失敗。感情的になればなるほど、相手は引いていきます。「めんどくさい女」って思われるだけです。
3位:隠れて推し活する
最悪の選択肢。でも、実際にやってしまいました。
グッズを買っても「安かった」と嘘をつく。コンサートに行くのを「友達と遊ぶ」と誤魔化す。バレたときの修羅場は、想像に難くありません。信頼関係が一気に崩れました。
「隠してたってことは、後ろめたいことしてる自覚があったんだよね?」
彼のこの言葉が、胸に刺さりました。
理解してもらうための第一歩:自分を理解する
彼に推し活を理解してもらう前に、まず自分自身が「なぜ推し活をするのか」を理解する必要があります。
私は深夜、一人でノートに書き出してみました。なぜ私は推しが好きなのか。推し活は私にとって何なのか。
私にとっての推し活とは
書き出してみて、わかったことがあります。
推しは、私にとって「生きる活力」でした。仕事で嫌なことがあっても、「来月コンサートある」って思えば頑張れる。朝起きるのが辛くても、推しの笑顔を思い出せば、なんとか起き上がれる。推し活は、単なる娯楽じゃない。私の人生を支える柱の一つなんです。
これを言語化できたとき、初めて彼に伝えられる準備ができました。
実際に効果があった伝え方
ここからは、私が実践して本当に効果があった方法を紹介します。
彼の好きなものに置き換える
夫はサッカーが大好きです。スタジアムに行って、生で試合を見るのが何よりの楽しみ。
ある日、私は夫に聞きました。
「サッカーって、テレビで見れば十分じゃない?わざわざスタジアム行かなくても」
夫は即座に反論しました。「違う!生で見るのと全然違う!あの熱気、歓声、臨場感は、テレビじゃ絶対に味わえない」
「私の推し活も、まさにそれなんだよ」
この瞬間、夫の表情が変わりました。「あ、そういうことか」って。
彼の好きなものに置き換えて説明すると、一気に理解が深まります。ゲーム好きなら「レアキャラをゲットする喜び」、車好きなら「憧れの車を見に行くワクワク感」。
相手の趣味に置き換えて説明する。これが一番伝わります。
具体的な数字で示す
「結構使ってる」じゃなくて、「月に3万円」と具体的に言う。
「たまに行く」じゃなくて、「年に10回くらい」とはっきり言う。
曖昧な表現は、相手に不安を与えます。「どれくらい使ってるの?」「もっと使ってるんじゃない?」って疑われます。
私は夫に、こんな表を見せました。
| 項目 | 月額平均 | 内訳 |
|---|---|---|
| コンサートチケット | 10,000円 | 年間12回想定 |
| グッズ代 | 8,000円 | ペンライト、うちわ等 |
| 遠征費(交通・宿泊) | 7,000円 | 年3回遠征の積立 |
| 雑誌・DVD等 | 5,000円 | 雑誌、配信視聴等 |
| 合計 | 30,000円 | 自分の収入から |
この表を見せたとき、夫は「意外と計画的なんだね」って言いました。透明性が、信頼を生みます。
「あなたも大切」を行動で示す
これが一番大事かもしれません。
推し活してても、彼との時間もちゃんと大切にする。これを行動で示すんです。
私は、コンサートに行く週は、必ず彼とのデート日も作りました。「今週はコンサート行くから、来週は映画見に行こう」とか。
推しだけじゃなくて、彼も大切にしてる。これが伝われば、彼も推し活を認めてくれます。
余談ですが、コンサート帰りに彼の好きなお菓子を買って帰る習慣をつけたら、彼の機嫌がめちゃくちゃ良くなりました。単純なことだけど、効果絶大です。
タイミングも超大事
何をどう伝えるかも大事ですが、「いつ伝えるか」も同じくらい大事です。
付き合う前に伝える?付き合ってから?
私の意見では、付き合う前、もしくは付き合って早い段階で伝えるべきです。
後になればなるほど、「今まで隠してた」って思われます。
私は付き合って3ヶ月で彼を部屋に呼びましたが、これは遅すぎました。もっと早く、できれば付き合う前に「私、ジャニーズが好きで、結構ハマってるんだけど」って言っておくべきでした。
話し合いに適したタイミング
夫が仕事で疲れてる日に、推し活の話をしたことがあります。最悪のタイミングでした。
「今その話?」って言われて、喧嘩になりました。
話し合いは、お互いリラックスしてるときにすべきです。週末の昼下がり、美味しいご飯を食べた後、ゆったりした時間。
私は夫の好きなハンバーグを作った夜、ソファでまったりしながら「ちょっと話したいことがあるんだけど」って切り出しました。
満腹で機嫌がいい夫は、穏やかに聞いてくれました。タイミング次第で、反応は全然違います。
段階を踏んだ理解の深め方
一度に全部理解してもらおうとしても、無理です。段階を踏んで、少しずつ理解を深めていくんです。
ステップ1:推し活の存在を認めてもらう
まずは「私はジャニーズが好きで、推し活をしている」という事実を認めてもらいます。
賛同してもらう必要はありません。ただ、「そうなんだね」って受け入れてもらうだけでいいんです。
ステップ2:推し活の内容を知ってもらう
次に、具体的に何をしてるかを伝えます。
「月に1回くらいコンサート行ってる」「グッズをコレクションしてる」「雑誌とかもチェックしてる」とか。
ここでも、細かく説明しすぎないこと。情報量が多すぎると、相手は引きます。
ステップ3:推し活の意味を理解してもらう
最後に、なぜ推し活が自分にとって大切なのかを伝えます。
「推しがいるから、仕事も頑張れる」「推しの笑顔を見ると、嫌なことを忘れられる」「推し活が私の心の支えになってる」
この段階まで来れば、彼も真剣に耳を傾けてくれます。
完全な理解は求めない
ここで大事なことを言います。
彼に推し活を「完全に理解」してもらおうとしないでください。
無理です。推し活したことない人に、この気持ちを100%わかってもらうのは不可能です。
求めるのは「許容」
理解じゃなくて、許容してもらえればいいんです。
「俺はよくわからないけど、お前にとって大事なんだね。だったら続けていいよ」
これで十分じゃないですか?
私は以前、夫に「推しのどこがいいの?」って聞かれて、一生懸命説明しました。でも、夫の反応は「ふーん」でした。
あのとき、ちょっと傷つきました。でも、後で気づいたんです。夫は理解しようとしてくれただけで、十分だって。
男性の反応パターン
男性の反応は、だいたい3パターンに分かれます。
完全否定型:「そんなの無駄」「やめたほうがいい」
無関心型:「好きにすれば?」「俺は興味ない」
応援型:「楽しそうだね」「チケット取れた?」
理想は応援型ですが、無関心型でも全然OKです。否定されないだけマシ。
完全否定型の彼とは、正直、長く続けるのは難しいかもしれません。価値観が根本的に合わないから。
彼の不安に寄り添う
彼が推し活に否定的な反応を示すとき、実はその裏には不安があります。
「俺より推しが大事なの?」
これ、言葉にしなくても、彼の心の中にある不安です。
私の夫も、一度だけぽろっと言いました。「俺とコンサート、どっちが大事?」って。
このとき、「推しに決まってるでしょ」なんて冗談でも言っちゃダメです。マジで。
「あなたも推しも、どっちも大事。でも比べられるものじゃない。あなたは恋人で、推しはアイドル。役割が違う」
これが正解です。
「お金使いすぎじゃない?」
これも、心配から来る言葉です。
「将来のこと考えてる?」「貯金できてる?」という不安が隠れてます。
だから、きちんと貯金してること、家計を圧迫してないことを示す必要があります。
私は月々の収支表を夫に見せました。「推し活費を使っても、ちゃんと貯金できてる」って証明したんです。
数字で示すと、彼の不安は消えます。
やってよかった「推しへの理解を深める」工夫
彼に推しを知ってもらうための、ちょっとした工夫を紹介します。
テレビに推しが出たら一緒に見る
無理やり見せるんじゃなくて、「あ、推し出てる」ってさりげなく。最初は興味なさそうにしてた夫も、何度も見てるうちに「これがお前の推しか」って覚えてくれました。
推しの曲を車でかける
ドライブ中、さりげなく推しの曲を流します。「この曲いいね」って夫が言ったときは、小躍りしました。音楽は人の心に届きやすい。推しを知ってもらう入り口になります。
コンサートレポを短く伝える
コンサートから帰ったら、興奮を抑えきれなくて話したくなりますよね。
でも、長々と話すのはNG。彼は興味ないから。
「今日はこんなことがあって、めっちゃ良かった!」
これくらい短く。それ以上は、ジャニオタ友達に話しましょう。
喧嘩になったときの対処法
推し活のことで喧嘩になることもあります。私たちも何度もありました。
感情的にならない
喧嘩になると、つい感情的になります。「なんでわかってくれないの!」って。
でも、これは逆効果。冷静に、論理的に話すことが大事です。深呼吸して、落ち着いてから話す。これを心がけてます。
彼の言い分も聞く
一方的に自分の主張を押し付けても、喧嘩は解決しません。
彼がなぜ反対するのか、何が嫌なのか、ちゃんと聞きましょう。
夫は「コンサートに行くのはいいけど、次の日不機嫌なのが嫌」って言いました。確かに、疲れて帰ってきた日は、家事もろくにせず寝てたかも。彼の言い分を聞いて、初めて改善点が見えてきます。
妥協点を見つける
お互いが100%満足する解決策はありません。妥協点を探すんです。
「月に3回はコンサート行かせて。その代わり、次の日は頑張って家事する」
「グッズは月1万円まで。それ以上は誕生日とかボーナスのときだけ」
こういう妥協点を見つけることで、喧嘩は減ります。
彼を味方につける最終奥義
これは裏技みたいなものですが、効果絶大でした。
彼にも推し活のメリットを感じてもらう
私がコンサートに行った日、夫は友達と飲みに行ったり、ゲームをしたり、自由時間を満喫してます。
「お前がコンサート行ってる間、俺も自由になれて嬉しい」
夫のこの言葉を聞いて、気づきました。私の推し活は、夫にもメリットがあるんだって。お互いが自分の時間を持てる。これ、健全な関係です。
推しのおかげで機嫌がいい
夫は気づいてます。私がコンサート行った後は、めちゃくちゃ機嫌がいいことに。
「今日ご飯何がいい?」って優しく聞いたり、いつもより家事を頑張ったり。
推しのおかげで私が幸せだと、夫も幸せ。この好循環ができれば、もう何も言われません。
あなたは一人じゃない
ここまで読んでくれたあなたに、一つだけ伝えたいことがあります。
彼氏や旦那さんに推し活を理解してもらうのは、簡単じゃありません。時間がかかるし、喧嘩もするかもしれない。
でも、諦めないでください。
私も何度も挫折しそうになりました。「もう推し活やめようかな」って思ったことも、正直あります。
でも、続けてきて良かった。今は夫も私の推し活を応援してくれてるし、私たちの関係も前より良くなりました。
あなたの彼氏さんや旦那さんも、きっと理解してくれます。時間はかかるかもしれないけど、諦めなければ必ず伝わります。
最後に
推し活を理解してもらうって、実は「自分を理解してもらう」ことなんです。
推しが好きな自分、推し活に情熱を注ぐ自分、それも含めて愛してもらうこと。
彼があなたの推し活を認めてくれたとき、それは「あなたのすべて」を受け入れてくれたということです。
だから、隠さないで。恥じないで。胸を張って、「私はジャニオタです」って言ってください。
あなたの推し活は、誰にも否定されるものじゃありません。
そして、理解してくれる人は必ずいます。もしかしたら、それはあなたの彼氏さんかもしれないし、旦那さんかもしれません。
時間をかけて、丁寧に伝えていきましょう。
あなたの推し活が、これからもずっと続きますように。